YouTubeに動画を上げ始めて、気づけば1ヶ月あまり。
その中で ピアノ単体の演奏動画は10本中3本、さらにショート動画4本を含めると計7本がピアノ動画 になりました。
今回は「ピアノ動画を投稿してみて実際どうだったか?」を、制作の裏側とあわせて記録しておきます。

一発撮りが難しい!
最初にぶつかったのは「一発撮りの壁」でした。
私個人のこだわりですが、ピアノソロはできれば一発撮りで仕上げたい。アンサンブルになると少し方法が変わることも視野に入れるべきかも知れませんがピアノは音楽を編集で繋げることは現時点で考えていません。
弾ける曲、弾けるつもりになっていても、録画ボタンを押すと急に緊張感が増して、これ聞かせられるレベルか、、と不安になります。
「完璧に仕上げるハードルの高さ」と「弾いてみた動画の投稿者のレベルの高さ」に改めて打ちのめされました。。
でも、逆に「演奏を残す」という意識があるからこそ、自分の演奏を客観的に見直せるという良さや、自己満で完結しない真っ当な練習ができるようになり、これを実践することの意義は感じています。
【録音・撮影】『とる』作業の話
映像の生音では聞きづらい雑音だらけ
テストも兼ねてカメラのマイクで直接音を拾って何度かチャレンジしてみましたが、打鍵音や椅子のギシギシ音がまあ聴きづてならず、これでアップは厳しいと、すぐ断念しました。(知ってましたが。)
自宅の電子ピアノでの録音なので音量も上げられないし、スタジオのグランドピアノとは訳が違います。
MIDI音源として録音する手法に辿り着いた
そこで試したのが「MIDI録音」。
電子ピアノの出力をMIDI経由で取り込むことで、雑音をシャットアウトしつつ、音の細かいニュアンスをきれいに記録できるようになりました。
ずっと家で使っていた電子ピアノにこの機能があったこと自体は知っていたのですが、これまで試したことはなかったです。USBケーブルを購入し満を辞して、DAWに録音してみるとやはり音だけがクリアに録られてて聴き心地とてもいいですね。
この方法に辿り着いたときは、正直すごく嬉しかったです。
撮影と録音は同時に
先ほど述べた一発撮りのこだわりと同じで、リアルから遠ざかりすぎたくないので撮影している時の演奏をそのまま採用したいという考えです。当て振りはできれば行いたくないです。
スマホをカーテンレールに吊り下げたスマホスタンドに取り付けて絶妙な画角を探しました。
現在も画角は検討の余地アリですが、一旦今の角度で落ち着いてます。
ど素人なので録音・録画の流れはスマートではないですが、スマホセット、録画スタート、録音カウントスタート、演奏開始、という流れで納得がいくまで繰り返し、動画素材と音声素材をそれぞれ組み合わせていきます。
【録音・撮影】編集作業の話
音を調整するのが楽しくて便利
録音した音は雰囲気によって、DAW内(Cubase使用)で充てる楽器の種類を変えたり、リバーブをかけて響く感じにしてみるなど、試行錯誤するのも楽しいと思いました。
現状ピアノ感を強く出せるYAMAHAの電子ピアノの音をセットして使っています。とても素直な音で、雑音から切り離された演奏にシンプルながらとても印象的に表現できるなと個人的に感じています。

そしてこれは少しズルなのですが、MIDI録音の音は除いたり、後から足したりできます。
また1音ずつ音量の調節もできるので私もどうしてもという時に、雑音が入ってしまった音をしれっと削除したり、音量をいじったりすることがあります。
多用はせず、あくまでも完璧さより人間が演奏した感を大事にしたいので、少しのミスはあってもあえてそのままにしています。
映像と音声を合わせてテンション上がる
編集時に動画ファイルと音声ファイルの2種類を合わせる作業があるのですが動画をミュートしそこに音源を合わせることで雑音のないきれいな動画が完成されます。
この2つのファイルがピッタリ揃う瞬間が好きです。
あとはシンプルなテロップの挿入くらいで、編集自体はシンプルです。
編集作業もスキルアップしていきたいなと考えるようになりました。
サムネ作成:楽しい
最後の仕上げはサムネイル作成。
私はサムネ用の撮影はせず、撮影した映像から画像を取り出しそれに編集を加えています。
サムネのために狙ったわけではないのですがたまたまピアノの鍵盤と譜面台と空間の配置が都合よく、空間部分にタイトルや曲名など、譜面台にはイメージ、そして鍵盤とバランスの良い形が取れていると現時点で思っています。

画像の色調の調整から、その曲のイメージに合う色やフォントなど検討するのも楽しいですね。
やはり見た目を重視する部分なのでこだわりまくれるのが個人的に好みの作業だなと思います。
ぜひピアノ初投稿の動画、見ていただけると非常に嬉しいです
まとめと今後に向けて
ピアノ単体動画を投稿してみて思うのは、演奏そのものに加え「準備〜編集〜投稿」までの流れが一つ一つ大変で学びも多いです。
一番楽器歴として長いピアノから作品の記録として投稿していこうと決めていくつかアップしました。これをドラムやギター、アンサンブルで、となった時の練習はもっと大変なんだろうなと、尻込みしそうになりますがそれでもピアノだけでなく色々な楽器で投稿していきたいと強く思います。
これからも試行錯誤しながら、少しずつ自分なりのスタイルを作っていきたいと思います。
人に聞かれると意識するだけで練習の質も変わるし、自分にとっても良いことづくしなので今後も高クオリティを目指して行っていきたいですね。
そして登録者数とか視聴数も気にしますが(アナリティクスみるの結構楽しい)そればかりにとらわれず、チャンネルの内容をより充実させていくことを考えて動いていきたいです。
この記事は動画投稿をはじめて1ヶ月と少し経った時点の記録として、いつか読み返した自分が「こんな時期もあったな」と思いを馳せつつこの時期よりも大きく成長していることを願って残しておきます。 以上!
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